【究極の結論】アニメ「寄生獣」が素晴らしすぎたので感想を書く

寄生獣サムネイル(フルアニメTV)アニメ
「寄生獣」サムネイルより引用

「フルアニメTV」で無料公開されていたので観てみましたが夢中になって一気観してしまいました。

「寄生獣」のあらすじ

ある日、主人公である高校生泉新一の右手が寄生生物ミギー(後にこう名付けられた)により乗っ取られてしまう。

本作は、人間を捕食する「寄生生物」 VS 人間 の対立に、それらの中間的存在となった「新一とミギー」が関わっていくストーリーとなっている。

注目ポイント

本筋には一切触れないつもりですが、ネタバレになっていたら申し訳ないです。

究極のワンシーン

ほんととほんとにいろ~んなことがあって、その物語の終盤で、新一がある生命体を殺します。

が、殺すに至った理由は「自分が人間だから」という一点のみだったと私は解釈しました。

言ってしまえばただのエゴで、それに対するこじつけもなく、ただ単に「自分は人間だから、人間に害を及ぼす種を生かしてはおけない」ということです。

このシーンのこの結論に至るまでが「寄生獣」のストーリーそのものでもあるのですが、納得感があり、「自分は人間であり、いままでもこれからも、その事実を大前提として、あらゆるロジックが積み上がっていくんだな」と再認識させられました。

この物語、本当に奥が深くて、最初は寄生生物は完全に悪役としか思えませんが、話が進むごとにそう単純な話ではなくなっていきます。寄生生物の中でも考え方の違いがあったりして、見方はひとそれぞれでしょうが、個人的には「人間と寄生生物の共生」派を応援していました。

魅力的なキャラ、ミギーと田村玲子

「ミギー」と「田村玲子」が個人的な”推し”です。

ミギーは主人公に寄生した寄生生物で、最初こそ気色悪く見えましたがとにかく可愛いです。

田村玲子も寄生生物サイドですが、子育てを通して人間の根本的な感情を理解していく様子が絶品でした。

二人とも(二体とも?)寄生生物側の生き物ですが、人間の心を理解し共生しようとし始める展開はある意味バトル漫画の王道展開的で、露骨に心打たれます。

恋愛要素いる??

唯一不満なのが、とってつけたような恋愛要素必要でしたか?という点です。

「村野」という同級生と新一と恋の様子が頻繁に描かれますが、はっきり言って邪魔でしかないと感じました。

寄生生物を倒す理由付けとして恋人に近いキャラがいた方が良いんじゃないかということでしょうが、この作品はそんな次元の低いものではないです。おそらく本作は、作者の方が書き始めた時点で想像していたよりも遙かに素晴らしい作品に到達してしまったのではないでしょうか?

新一と寄生生物たちが争いに至るその精神性は、村野ごときが立ち入っていいような次元ではないのです。

私は途中から村野が出てくる度にスキップしました。全く問題ないです。苦手な方は遠慮無く飛ばしてOKです。

まとめ

ありふれた表現なので軽っちく映りそうで嫌ですが、「寄生獣」は、いわゆる「人生で一度は読んで(or観て)おくべき傑作」と呼ばれる作品だと思います。

どこかで公式が無料で配信しているかもしれないし、漫画全巻セットが馬鹿みたいに安値で売られていたりもするので、未読の方は是非読破してみてください。

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